2007年12月4日火曜日

コラム再開。

半年間、放ったらかしにしておいたコラムですが、ぼちぼち再開させてみようか、と思います。 「再開してくれぇ」という有難いメールをいただいたのが一番の動機ですが、 ホームページが稼動できずに放置状態にあり、戻ってきてみたら 「戻ってきてくれて嬉しい」という感想をちらほらといただいたのも、もう一つの動機です。

帰ってきていきなり何ですが、実は個人的に煮詰まってまして。 自分の論文執筆が思うように進まない、という何ともオコガマシイ理由からなのですが。 「思うように」なんてところがオコガマシイわけです。思うんだったらその通りにやれ。
要するに、理想が実力を追い越してしまっているわけです。
かっこいいことを書こう、なんてことを考えると、こうなる。
身の程知らずの域に入り込んでしまう、ということはよくあります。

Tutorial classes がないホリデー中なので、自分を立て直す好機ではあります。
クラス授業があると、どうしてもそれを言い訳にしてしまうところがあるようなので
来学期は受け持ちクラスを減らそうと思います。

さて、書くか。チャプター2。何度目のドラフトだろうか。

2007年6月1日金曜日

MELBOURNE

Wow, Melbourne looks like Tokyo!!
MELBOURNE Train & Tram map

I will attend the ANZAM 2007 Mid-Year Doctoral Workshop on the 5th and 6th held at Monash University Clanfield Campus. It takes only 20 minutes away from CBD (Flinders Railway Station). This is the first trip to Melbourne so I think it must be safer if I catched a train. I would like to try a tram so I will catch it on return.

On the 6th and 7th, 5th ANZAM Operations Management Symposium is held at RMIT University. It is just 10 minutes walking distance so it should be no problem. However, the Conference Dinner is held at University of Melbourne. This must be another change to catch a tram.

Gee... I will travel across three universities!

Hope I won't get lost.

2007年5月26日土曜日

Writing ネイティヴの文章より

課題のイントロの部分ですけどね、一見分かりやすそうですが、何を言いたいのかイマイチ分かりません。ネイティヴでもこんなもんだよ、と分かってもらえれば。まあ、これくらい書ければ7.0に行くんじゃないですか?というより、これより簡単に書いてもらいたい。その方が絶対に高得点が取れると思うんだけど?この人達にはもちろん Pass (50点以上)をあげましたよ。Credit (65~74点)くらいはあげられるかなぁ。でもDistinction (75~84点)は無理。High Distinction (85点以上:トップ5%)なんて、もっと無理。 あ、この課題に関しては「I」(第一人称)を使って書くように、との指定つきです。「Reflective Essay」なので。

ステイシー

I was involved in a group assignment to present a topic to the class, group work was involved to research and prepare the topic. However, as within any group there were complications in this process. ... Throughout this reflective essay I will be discussing how group cohesion and feeling of empowerment effects group effectiveness and the process from preparing the presentation, to initiating it.

ケイシー

This paper will examine the connunication between group members to prepare, presented and responded of my group assignment. As my role in the group was a presenter I will evaluate the presentation and relate this back to supporting theories.

ブレンダン

This is a report on the presentation on networking and mentoring, which was carried out by out group in week nine. My role in the group work was to present the finished project, this is my reflection of the events of that presentation and the group work leading up to the presentation, as well as a reflection on the feedback received.

2007年5月18日金曜日

ちょっと愚痴らせて

ただいま学生の課題を採点中。昨年と比べて格段にWriting の質が落ちている。英語の問題ではなくて、文章の書き方が悪いのだ。どういうことが起きてこうなっているのか?留学生だからとか何とかの問題ではない。IELTS勉強中の諸君、文章について考えていただきたい。スペルもグラマーも合っているし、文章として読めるけど「意味をなさない」のだ。

例えば。リポートの課題。いきなり「Appendix A shows...」と始まる文。Appendix に飛ばなくてはならない(レポートの最後)。飛んで見て戻ってくると、その内容が本文に書かれていない。だから読み手はもう一度Appendix に飛んで、何を言いたいのか推量して、本文に戻って来なければならない。クライアント宛てに作成しているリポートである。クライアントにグラフを分析させてどうしろっちゅうねん。

こんなリポート書いたらクビよ、クビ。大学の最終学年だぞ。卒業したら就職だぞ。

普通に、普通に考えてください。「The result shows that A was larger than B (see Appendix A)」と書けば「へえ、AはBよりでかいのか」と思いながらAppendix に飛び、グラフを見てなるほどそうかと納得して戻ってくる。お客さんってのは、あなたがどう言ったかではなく、あなたの言ったことが何かを見たいのですよ。

学生の中でも「私はここが出来るけどここが出来ない」と言ってくる人がいるけど、そんなことはどーでもいいのです。「これは何ですか?」「ここがわかりません」と言えば教えるものを、「私はここは比較的できるけど」と言えば「ああそうですか、じゃ大丈夫だね」と答えるしかないじゃないか。それで「教えてくれなかった」と文句を言う。「出来る」と言う人に教えることはないし「出来ない」んだったら出来るようになるまで、それをやればいいじゃないか。「わからない」と言うのとは大違いだってことを理解していただきたい。

「わからない」を「わかってもらう」のは私たちの仕事だが、「出来ない」ものを「出来る」ようにするのは私たちの仕事ではない。勘違いしないでいただきたい。それはトレーナーの仕事である。トレーニング(訓練)で「出来る」ようになるのである。本人がやらずにして「出来る」わけがないのである。

文章が書けないのが書けるようになるには訓練が必要である。「私はここは出来る」というから「そうですか」と思っていていざ読んだら全然書けていない。勘違い+自意識過剰ときているから手の施しようがない。「これのどこが悪いのか」という感じである。悪いよ、読めないんだもの。お客に出したリポートをお客が読めないのは、お客が悪い、とでも言いたいのか?実社会ではお客が金を払ってるんだぞ。

「自分さえ良ければ全て良し」みたいな発想で文章を書いている人が多い。「私の文章のどこが悪いの?」 悪いよ、読めないよ。普通に、普通に「このリポートの目的は・・・です」って始められないのか?能書きはいらない。「The aim of this report is to ...」でお客さんは十分。だってそれが知りたいのだから。「Quality is important for ...」なんてわかりきったことはいらない。お客は別にあなたの講釈を読みたいわけではない。

IELTSのWriting だって、舐めたらいかんよ。読み手にわかってもらってナンボ、です。トピックは何かいの一番に言おう。「Discuss...」とあったら、Discuss しよう。主語は何か。動詞(Action)は何か。目的(Object)は何か。ちゃんとはっきりさせよう。高度なテクニックばかり気にしていると、中学や高校レベルでやった基本が抜け落ちたままになる。「This is it」の構文が意味をなしていないんだぜ(上の「Appendix shows...」は英語構文としては何も落ち度はない)。意味のない文章。これほど恐ろしいことはない。でも、こういう文を大学の最終学年で平気で出してくる事実がここにある。

普通の、普通のことをちゃんとしようよ。

2007年5月12日土曜日

Academic Writing Task 1 必勝ウラ技

Task 1 で、Conclusion をどう書くか悩んでいるアナタへ。

This is the end of my report. あるいは、
This is the end of desctription for [Title].

これだけです。本当に?ええ、本当にこれだけです。

2007年5月7日月曜日

つまんねえぞ、と思った時に

「おもしろき こともなき世を おもしろく」 高杉晋作の辞世です。

IELTS の勉強は、オモシロイわけがありません。
それをどう、おもしろく捉えてやっていくか。
みんな、IELTS がゴールなわけじゃないでしょう?その先にある描いた未来でしょ?
「IELTS ごときで滞っていられるかいっ!」ってな気分が大事です。

私の大学には、IELTS を通過できた留学生が沢山います。
その中で、授業について行けず、課題に落ち、試験に落ち、
途中で退学する人も沢山います(AUSはサバイバル方式です)。
各科目をパスしていくこと、これもまたゴールではありません。
卒業すること、これも違う。

その後の自分が あなたには見えますか。

私の場合、博士課程を卒業すること、には何の価値もありません。
「博士号」という称号を取り、「ドクターきら」(謎)と呼ばれる。
それらも一部のことです。私の夢の実現に必要なものだからやってる。

クラスでの授業も、教職に携わることも、一部のことです。
私の夢の一部は叶っています。「英語を使って仕事する」という点では。
私の夢は「紀伊国屋でサイン会」です(爆)。
ただ、本を出版するだけではないよ。「サイン会」なのだー!

それとね、稼いだお金で自分の車を買うこと。
これも頭金くらいは叶いつつあります。
髪の毛をアップにして、サングラスかけて、ハイヒールで
そのクルマから颯爽と降りるのだー!
というわけで、目指すクルマはアルファ・ロメオです。
それよか、髪の毛をアップにするまで伸ばすって方が難しい。
(いらいらしてすぐに切ってしまうので)

こういうバカげた夢を持った方が、実現はしやすいのですよ。
知ってた?

うちの彼氏いわく、「これを釣るぞ!と思った魚を釣り上げることのほうが
ポルシェを買うよりずっと難しい」
決めてから3年でポルシェを買った彼ですが、魚釣りの方は13年一緒にいて
まだ、「これだ!」にお目にかかったことがありません。
今は軽自動車に乗って、釣りに出かけています。
「ポルシェがあっても魚は釣れない」 ということで、船を買いました。
軽自動車と船があれば、そのうち夢は叶いそうですが、相手は生き物ですからね(爆)。

2007年5月6日日曜日

IELTS Score Calculator

Calculate Your IELTS result - get your Band Score in Reading and Listening

マジですかい、36問の正解で8.0だって。信頼性に疑問符があるけど。
単純計算で36/40*100=90%でしょ。そっか、90%なら8.0と言えるか。
ってことは、35問で7.5、34問で7.0ですか?うむむ。

(しばらくして)

遊んでみたらこうなった(Academic)。
Reading: 30問で7.0、35問で8.0 だって。
Listening: Reading と同じ結果。 ますます うむむ。

でも、これを知った所で、どうなる?ってのが率直な疑問です。
試験の最中に自分が何問正解できているかが分かるなら、
どこが間違っているのかも分かるはず。
ということは、全問回答すれば、全問正解になるわけですよ。
んなこたぁない(笑)。

それと、私はReading で34問の正解数でしたが、6.5でしたよ。
まあ、昔のことですからね。今はレベルを下げてスコアを上げているのかも。
昔の大学は6.0でOKだったわけですから。

あー!そっかーなるほどね。
だから最近の大学はみんな7.0を、大学院は7.5を要求してるのね。

ってことは、解けるかどうか、ではなく、いかにミスを減らせばいいか。
それだけだ!!私の頃は解けない問題が2問はあったもの。

久しぶりです

博士課程でちょっとしたイベントがあり、それに追われていました。
みなさん、英語の勉強の按配はどうですか?

AUSの博士課程では「Confirmation of Candidature」というものがあります。
入学して一年目に行われる、検定のようなものです。
合格すれば「正式な博士課程の学生」として認められます。
落ちても、敗者復活戦が与えられるらしいですが、二度落ちるとゲームオーバー。
博士課程にいること自体を取り消されることになります。マスターに落ちる訳です。

8000語から10000語のリサーチペーパーを書いて提出。
外部審査官を招いて、30分のプレゼンテーションをします。
その後に30分間の質疑応答。そして審査。

おかげさまで、無事に通過できました。

だからと言って、何かが起こったわけでも何でもありません。
「モグリ」から脱出した?だけのことです。「博士号」とは何の関わりもありません。
それでも「おめでとう、アナタを正式な博士号取得申請者と認めます」と
審査官から宣言してもらった時は嬉しかったです。
他の人達に言わせれば、どうやら一大イベントだったようです。

そんなわけで、またコラムを更新していきます。過去問題探しもね。
6月にメルボルンで開かれる学会まで間がありますので、ボチボチと。

2007年4月23日月曜日

(仮題)

この学会論文記事(PDF)も面白い。

これも解説は後ほど。つか、これが分かればマスターレベルは楽勝だな。

IELTSの奥にせまる 8.0に向かって

この学会投稿論文は面白い。

Academic Module の各レベルでどんな単語が使われているのかというのを調査したもの。これによると、8.0のレベルの人はアカデミック・ワードが使いこなせるレベルってことになる。もちろん一般英語が使いこなせなければお話にならないので、7.0以上を目指している人は、アカデミック・ワードを覚える前に、確実に「アホンダラ」な間違いをしないレベルになっていただきたい。新しいことを覚えるということは以前の知識が疎かになる、ということでもある。足場を固めてから柱を立てていただきたい。「Data」を単数形とみなすなどは言語道断である。

「アホンダラ」と表現したのには訳がある。一つ間違えると二つ間違っている、というロジックをよく理解していただきたい。「Data」が単数形、という間違いの他に、「Datum」という単語の存在を知らない、ということを曝け出しているのである。「Media」についても同じことが言える。こういう単語は高校レベルであり、7.0に行けずにつっかかっている人達は、案外この点をバカにしてやっていない人が多い。

さて、本題である。「アカデミック・ワード」ってどんなの?

細かいことは置いといて、このPDF記事の最後の2ページにすっ飛んでいっていただきたい。最後から2番目がよく使われる一般英語であり、最終ページがIELTS用のアカデミック・ワード・リストである。

これを見た諸君は、ぶったまげたに違いない。「おい、こんなんでいいのかよ」というのが率直な感想だろう。そんなんでいいのである。高校レベルの単語数で十分だ、ということは、何度も何度も口を酸っぱくして言っているが、ほとんどの受験者はこれを無視して、何か他のかっこいい、新しいことを追おうとする。それじゃ、言わせてもらおう。これらは決して「Academic words」ではない。IELTS用のアカデミック・ワードなのである。

現実には、とんでもない数の専門用語、業界用語が存在する。そんなのは「IELTSで希望スコアを取り、入学してから」覚えればいいことだ。この調査によれば、そんなのを一切使わずとも、これらの「いわゆるアカデミック」な単語たちだけで8.0へは到達できる。

目標設定を間違えてはいけない。開けなきゃいけないドアはさっさと開けて通り抜ければいいのである。開ける前からその先のことを心配しているのは、時間と労力と精神力のムダである。

2007年4月22日日曜日

Back to Basics

自分の英語を時々チェックすることが上達につながる。いつもはAPA(American Psychology Association)の発行しているStyle Manual 5th Edition を使うけど、それでは「英語」のチェックには足りない。というわけで今回はコレを使用。

Renton, N.E. (2004). Conpendium of good writing: A plain English guide to plain English. Milton, QLD: Wiley & Sons.

この(↑)の書き並べ順とか、イタリックとかコンマとか、そういうのはAPA Style Manual を見れば分かるけど、grammar とか、punctuation とか、この本はとてもきっちり書いてあるのでお勧めできる。オーストラリア版なので、イギリス英語とアメリカ英語の区別がはっきり書かれている(AUSではアメリカナイズがかなり深刻な問題になっている)。私のクラスの学生にもこれを読んでもらいたいと思う。

中身をちょっと紹介してみよう。

「文法的に合っているからといって、その文が必ずしもきちんとした『英語』であるとは限らない」
  • (A) The manager was present when the present was presented to Peter just before Bill came in to present his message.
  • (B) The manager was in attendance when the gift was handed to Peter just before Bill came in to deliver his message.
(A)の文章にどこも間違いは(文法的には)無い。IELTSなら5.0~5.5まではいくだろう。しかし読んでいて吐き気がする文である。対して(B)は気持ちが良い。「英語が使えているか」はこの点を試されるのである。6.0の壁はここにある。同じ単語を繰り返さない。基礎的な語彙力が必要だが、難しい単語を覚える必要は何も無い。ここにある単語は中高英語の範囲内である。
  • (A) These conditions have been fought for for more than one hundred years.
  • (B) Workers have fought for these conditions for more than one hundred years.
これも(A)に間違いはない。日本語で考えた文をそのまま英語にしようとするとこうなることが多い。途中で "for" が二度繰り返されているのが気持ち悪くなり、一つ外してしまうだろう。そうすると文法的に間違いになり、いきなり4.0くらいにレベルダウンしてしまう。そんなテクニカルな文を作るよりは、最初から(B)のようにシンプルに文を構成する練習をすることだ。これは中学で習う構文そのものである。

私のように博士課程でとか学術雑誌で論文を書いている者にとっても、難しい単語を覚えて使おうとすることにはリスクが生じる。そして大抵は失敗する。試したいなら、失敗しても良い場所で試すべきだ。試験本番で試す人は余程の自信があるか、落ちても良いと思っている人だ。

今回も、かなりの文章が修正され、原稿は赤字だらけになった。殆どが中高生で習った構文に置き換えられ、カッコイイと思って使った単語はことごとく抹殺されていた。上の二つの例文を見れば、その真意は明らかである。

2007年4月6日金曜日

英語が使えるとこんなことも

PhD on the Gold Coast: 学者デビュー  いや、私事で恐縮ですが。

ってなわけで、今日から学者の「端くれ」と名乗ることができます。
「センセイ」と呼ばれても分相応でいられます。嬉しい。

英語はまだまだボロクソだけど(指導官が校正してくれた)、
ネイティヴみたいになんか話せないけど、
英語をコミュニケーションの道具として使って
「こんなことが出来るんだぜぇ」という例を見せることが出来たかな。

みんなと同じようにIELTSに悩む所から始まり、
どうしたら英語が上達できるかをひたすら考え、
一生懸命チャレンジすると、こういう結果が出る。
みんな同じだよ。やってるかやっていないか。それだけだよ。
一緒に頑張ろうねえ。

2007年4月4日水曜日

Writing General Task 1

You should spend 20 miniuts on this task. You are due to start a new job next week but you will not be able to because you have some problems. Write a letter to your new employer. In your letter:
  • explain your situation
  • describe your problems
  • tell him/her when you think you can start.

You shoud write at least 150 wards. you do NOT need to write your own address. Begin your letter as follows. "Dear..."

[Sample Answer]

Dear Ms Adams,  

I am writing concerning the position of Assistant Office Management that I am due to begin next Monday. However, a problem has arisen. As you know, I currently work for my uncle's food-packing business,and you will remember from my interview that I have gaind valuable experience there. Unfortunately, he has had to go into hospital for an operation.leaving my aunt in charge of both the home and the business. She has asked me, as this is a particularly busy time of the year to stay on and help her with the running of the office. I realise this will be inconvenient to you but very much hope that given the circumstances, you would be prepared to allow me to take up my position with you two weeks later than planned. I would like to emphasise that I remain very keen to work with you. and that I will be gaining further useful experience during this time. I look forward to hearing from you.

Yours sincerely,
[Your name here]

このモデル回答は、実際にはあまり良い文章とは言えませんが、これでも7.0は軽く行けるというのであれば、そんなに気負ってかっこいい文章をつくる必要はないと思えます。この回答は、かっこよすぎるあまりに、だらだらとムダに長くなっている箇所があり、意味も取りづらいです。個人的な言い訳がならんでいて、実際にこんな手紙を受け取ったら、あまり相手は良い印象を持たないでしょう(As you know, とか)。

実際のビジネスの手紙としては、これが通用するかは別として、模範例としてある場所に出ていたので、これで十分行けると思います。

2007年4月1日日曜日

究極の英語使用法 ?

学校の教材として使われた、カナダCBC製作の「Denial Machine」という番組を
観ています。オーストラリアではSBSが「Four Corners」という番組で紹介しました。
簡潔に言うと、政治におけるパワーゲームと、情報操作が主題です。

カナダが Bush Administration (ブッシュ政権)のやり口をすっぱ抜いた形ですが
この番組では「言葉の使い方」で国民感情を左右できる、ということと
それを「地球温暖化問題」に対してブッシュ政権が行っていることへの
強烈な批判、ということとが核になっています。

Febrary, Bush appoints Vice President and former oil executive Dick Cheney to head a secret energy task force. March, Bush pulls the US out of the Kyoto agreement to reduce greenhouse gas emission. April, Bush breaks a campaign promise to limit emissions from coal-burning power plants.

ここまでは、大方の人が知っていることですね。さあ、ここからです。

アメリカでは、P という人が「地球温暖化問題」に関して、
地球温暖化問題にチャレンジしている人々、企業、組織に向けて
16ページに渡るリポートを出しました。 「早急に対処しないと危険だ」

このリポートに対抗しブッシュ陣営がスピーチ原稿をつくります。

Rule 1: Never use the term "global warming".
これに基づいてブッシュはこう発言します。
BUSH: "A global climate change presents a different set of challenges"
(解説)「Global warming」というと人々を刺激しますが、「Climate change」だとそうでもない。

Rule 2: Never call yourself an environmentalist.
BUSH: "We all want to be good stewards of our environment, we want to be good conservationists"
(解説)「Environmentalist」はRadicalな表現だけど、「Conservationist」はRealistと感じる。

こうやって、多額な経済負担を強いて温暖化に歯止めをかけることが果たして
有効な方法かどうか、という主張のもとに根本の問題はうやむやになっていきます。
ブッシュ政権は、京都会議での合意である、CO2排出の規制(greenhouse gas emission)、
いわゆる「石油を燃やすことが温暖化の主要因である」という説は違う、と言っています。
間違いだとは言っていませんよ。「主要因ではない」と言っています。

確かに「The cost of prevention is too high」です。
BUSH: "When we make decisions, we want to make sure we do so on sound science. Not what sounds good, but what is real"
これはその通りです。何が良いかではなく、何が現実としてあるかをみて、
政府としては、科学的な実証に基づいて決断をしなくてはならない。

というわけで、ブッシュ政府は「排気ガス量が増えると温暖化は促進する」を
「温暖化の促進と排気ガスの関係はそこまで強くない」と置き換えます。
マスコミに「排気ガスを抑制するのはコストがかかり過ぎ」と後押しさせます。
国民は「そのコストは税金からだろ、じゃ俺らに負担がかかり過ぎ」となり
結果として「排気ガス抑制なんて徐々にやっていけばいいじゃん」となります。
企業は「じゃ、そんなに力入れて排気ガス抑制対策を実行しなくても」となり、
結局、京都会議で決議したことは何だったの?と思い始めます。

ここがミソ。ブッシュ政権は、オイルをコントロールして世界をコントロールしたい。
諸外国が「石油なしでやっていけるようにみんなで頑張ろう」となるのは困ります。

At the White House, denial was now firmly in the White House, denial was now firmly in charge. The president had two new environmental advisors, though they were hardly environmentalists. Phil Cooney, had been a lobbyist for the oil industry, and James Connaughton, was a lower from mining and chemical interests.

「Climate Change Impacts on the United States」を修正せよ。
この通告にしたがって、この二人はレポートを改ざんしていきます。

"The earth is going through a period of relatively rapid change" という箇所が
"the earch may be going to through a period of change" となり、
"Uncertainties about global warming"  という箇所は
"Significant and fundamental uncertainties" となりました。

似たような表現ですが、心理的には大違いです。

この後の話はかなり英語的に高度な内容なので、ここで止めておきますが、
上の4つの文の中にはそれほど難しい単語は入っていません(最後の一文を除く)。
ちょっと語句を並べかえたりすることで、真意は簡単に曲げられるということです。

こんな風に英語を使いこなすことが出来るようになったら、すごいですね。

2007年3月24日土曜日

大学での出来事

ちょっと嫌な出来事があって、コラムをお休みしていました。
もう大丈夫でーす。何があったかというとね、私の学会論文がいつの間にか
指導官のものみたいになってたのです。いわゆるパクり。
まあ、私の名前が削除されていたわけではないので、いいのですが。

それはさておき。
IELTSで希望スコアを取って大学に留学するぞ!ってな人達へ。
ただいま学校で三科目教えていますが、ネイティヴでも勉強しないヤツはしない。
あなたは本当に大学で勉強したいのでしょうか。
私の知り合いの子が「英語を勉強したかった」とボヤいています。
大学は英語「を」勉強する所ではありません。英語「で」勉強する所です。
何度も何度も至る所で言っていますが、まだわからないで後悔する人がいる。

英語を勉強したいなら。ネイティヴのように喋りたいのが目標なら。
大学は適した場所ではありません。いや、大学でも専攻をちゃんとすれば
かなり近いところまでは行ける。でもネイティヴのように話せるところまでは
いきません。思い切って、ドラマスクールとかアナウンサーになれるような
「塾」形式の学校に行くべきです。

こう彼女に進言したところ、「親が大学を出ろというから」。
親の金で留学する以上は、親の言うことにしたがうべきです。
スポンサーですから。親から金をもらって留学する方、
あなた達も文句は一言も言えませんよ。スポンサーには逆らうな。
これが社会での出来事だったら即効でほされますよ。
彼女はまだそこんところが分からない様子。

というわけで、嫌々学校に来ています。
来るまではさんざん親に留学させて!と頼み込み
それはそれは壮大な夢を語っていたようです。
そのおかげで彼女は今、自分で自分の首を絞めています。

留学希望者の諸君へ。
IELTSの先の、英語力がついたその先の、本当にしたいことは何ですか。

2007年3月16日金曜日

練習問題 うちの大学のニュース

あえて題名は伏せておきます。Wed 14 of Mar, 2007 の「Health」から。
557語あります。長文パッセージとして丁度良いでしょう。
アカデミックのライティングを勉強している人は、以下の数字から
グラフや表を作り上げる「逆読み」を活用すると、
リーディングとライティングが一石二鳥で上達できます。

Suicide rates in Queensland have been relatively stable over recent years according to the latest available data but more than 500 deaths each year is no comfort to the many families and friends left behind.

A new report by the Australian Institute for Suicide Research and Prevention (AISRAP) highlights the extent of the tragedy - with 1,715 deaths recorded during the period 2002-2004. Just under 1,500 deaths were recorded in Queensland during the previous reporting period of 1999-2001.

Suicide in Queensland 2002-2004: Mortality rates and related data will be launched at the Premier’s Hall, Level 4, Parliamentary Annexe, Brisbane, today (Thursday, 15 March, 1pm) by Mr Ronan Lee MP, Parliamentary Secretary for the Minister for Communities, Minister for Disability Services, Minister for Aboriginal and Torres Strait Islander Partnerships, and Minister for Seniors and Youth.

AISRAP director Professor Diego De Leo said the report confirmed that males were still much more vulnerable to the challenges of life than females, with four times more suicides in men than women. The most vulnerable demographic group were men aged 25-34 years. Professor De Leo said understanding the impact of divorce or separation on men and women was important to interpreting the discrepancy in suicide rates between the two sexes. For that reason, AISRAP researchers are currently partnering with organisations such as Lifeline, Mensline and other support groups to investigate men’s experiences of relationship breakdowns.

“Separation can contribute to a sense of failure and social isolation along with the financial, emotional and other pressures associated with relocation and child custody issues. It appears to affect men much differently than women.”

“Old age is also far more challenging for men than for women,” he said.

The male to female ratio for deaths from suicide in 65-74 year olds is a staggering nine to one.

“Role changes such as retirement and the impact of physical illness with ageing can be humiliating for men who have traditionally seen themselves as the providers,” Professor De Leo said.

“Their sense of worth and meaning in life appears to be strongly linked to employment and men need valid alternatives when their working life is over.”

Other particularly at-risk groups identified in the report include Indigenous Australians, psychiatric patients and people in police custody or correctional facilities. Professor De Leo said rural and remote regions of Queensland, particularly in the far north and the west, continued to have higher suicide rates than elsewhere in the state. Mr Lee said $2 million has been directed at suicide prevention strategies in Queensland each year since 2003 under the Queensland Government Suicide Prevention Strategy.

“The 2007 funding will be used to develop and support suicide prevention activities for high risk groups such as Indigenous people, rural and remote residents and young people,” he said.

Specific Queensland Health initiatives include:
  • providing innovative methods of community and individual learning and support in four Aboriginal communities, and
  • a project to build emotional wellbeing in the Aboriginal community of Coen by providing culturally appropriate services.
Queensland Health has also increased funding for the Queensland Suicide Register which provides the basis for information contained in the Suicide in Queensland 2002-2004 report.

“We value our relationship with the Australian Institute for Suicide Research and Prevention, whose work leads the way in building knowledge and skills in regard to effective suicide prevention in Queensland,” Mr Lee said.


さて、この記事は何を言っているのでしょうか?

大学で発行されているニュースなので、大学生は読めちゃう内容です。
留学を目指している諸君は「読みきり」ができることに目標をおいてね。

2007年3月9日金曜日

無料の練習問題 総合

香港の無料練習問題サイト

Listening は音声で問題が聴けます。
Speaking は例題が豊富で、答えを用意して挑みたい人にはいいかも。
ビデオ教材も含まれているので、割と楽しいです。
よく作ってあると思います。

General Listening 練習問題

IELTS Listening Free Practice Test

たった一問ですが、長いので結構お腹一杯になれます。

見つけた!無料の英語コース

Free English Courses - E-mail Courses for ESL learners
IELTSに直結しているかどうかはこれから試してみることに。

Free IELTS Preparation
ランクづけされているから上位10件が宜しいのでは?

遊び心でお試しあれー。なにせ「無料」だからね。

2007年3月8日木曜日

Business Communication

・・・の授業、やってきました。今日は、2時、3時、8時の3クラス。
開口一番、「私のクラスが気に入らなかったら、よそに行っていいですよー」
何人かドヤドヤ出て行きました。内心ショック。覚悟してたけどね。
過剰反応する人なら「これは差別だ!」と喚くのかも。いや、いいんです。
お互いに嫌な思いをして、我慢して、やっていきたくないから。
でもね、8時のクラスは社会人がほとんど。その人達がそういう行動をした。
これがショックでした。2時と3時は現役とか若い人達が多かったけど、
「しゃあねぇか」みたいな顔はしていても、出て行く人は1人か2人だけでした。
オトナって・・・(涙)。

Griffith University の Business Communication は、
実は Interpersonal Skills という教科内容です。
Communication のメソッドやテクニックよりも、自己分析をして
自分に合った方法を見つけ出し、効果的にコミュニケーションをする。
それが出来るようになるやり方を教えていく科目です。
ついでにリーダーシップの取り方も含まれています。
大方の学生は、科目の題名からイメージして「お、簡単ジャン」
ところが、一度踏み込んでみると奥深いので理解に苦しみます。
なんたって、テクニック主体ではなく、その奥に含まれている意図を
考えるって教科ですから。

たとえば、仕事場で。
「こんな企画はどうでしょうかー」なんて、出してみたとして。
「ふむふむ、あーいいんじゃなーい?」という返事をもらっても
腕組みしていたり、鼻を触っていたりしたら、それは「OK」ではない。
ボディ・ラングイッジ(ランゲージ)は「No」を表している。
さぁ、そこでその相手に「Yes」と言わせて企画を通すにはどうする?
ここを主に勉強していきます。

初めから「No」と言ってもらえれば、とっても楽。
でも、ボディ・ラングイッジから来る「サイレント・ワード」を読んで
対策をたてて発言や行動をする。これが後になって起こりえる
トラブルを最小限にくい止められる極意なのですよ。
しかも、それらの後ろ盾になっているセオリーは全て
実際に取ったデータからの分析結果なわけですよ。
だから、「今まではこうだった」というあやふやな経験値よりも
自信をもって応用して使っていくことができるわけ。

心理学から応用されたセオリーも沢山。
Applied Psychology という分野を経営学にまた応用している。
一度スイッチが入って分かってくるとかなり面白い科目です。

面白くするかどうかは私の責任でもあるので、
頑張って資料を用意していかなくっちゃ。

2007年3月6日火曜日

最初のTutorial

いよいよ始まりました。Griffith University でのTutorial は、第2週からなんです。今日は生産管理(運営管理)と品質経営(品質管理)の科目。
  • 1時 Quality Management
  • 3時 Production Management (Operations Management)
  • 5時 Quality Management
  • 8時 Production Management (Operations Management)

3-5時がQMの講義で、6-8時がPMS/OMの講義。学生の方も一日がかりだったりします。両方の科目とも私のクラスだったりする人は、ラッキーなのか不幸なのか?「私のクラスがイヤなら他所へ行ってくれ」と言ったけど、誰も出て行かなかったところを見ると、諦めがついたかな?

色んな国から来ていて、色んな世代の人達が来ています。今回は8時のクラスに一卵性双生児の双子の男の子。うっひゃー、どっちがどっちだか、さっぱりわからん。見分け方を発見しなくては。

今回は「何言ってんだ、んぁ?」という、失礼なヤツはいませんでした。毎学期、私の英語の発音が悪くて、そういう反応が返ってきていたのですけど、不思議なほど何も起こりませんでした。私の発音が上達したのか?いやそうではない。比較的やる気のある学生が多い、って感じなのと、最初にぶちかました「来たくない人は来なくて宜しい」ってのが良かったのかも。

「あなた達には選択の自由があります。その代わり、結果はあなたの決断によって変わります。授業に出たくなくて、出なくて落ちても、それはアナタの決断の結果なので私の知ったことではありません」

毎学期、これを最初に言うことにした。みんな大人。だから大人扱いをする。容赦しない。いちいち個人の理由を聞いたらキリがない。みんな忙しいし、みんな頑張っているのだから。

大学ってのは「考える力」を養う所。留学生のみなさん、ただ暗記したって将来役に立つことは何もありません。「どうすれば勉強したことが実社会に役立つのか」を考える所が大学って所です。Application と言います。Theory & Practice (理論と実践)です。この両方をいかにリンクできるかで点数を稼ぐってのが大学での勉強。私らはセオリーやツールを紹介して、いわゆる「道具」を紹介しているだけです。「道具の使い方」は学生次第。

IELTSも単なる道具です。IELTSのスコアをとった後、みんなはその英語力をどう生かして、どう英語を使いたいのか。これが無い人は割りと早くに挫折してしまいます。英語の出来なかった私が(今でも出来ないけど)たった7年間で、英語で授業をしている立場になっている。これは私の自慢です。英語を使っておもしろおかしく生活しています。私に出来たんだから、皆はもっと色んなことに挑戦できると思いますよ。

2007年3月5日月曜日

Tutorials

授業の準備が終わらないよぉぉぉ

明日から始まるTutorial Sessionsですが、Griffith University では正味50分しか与えられていないのです。キビシー。これだけの短い時間で、Lecture の補足をして、Activitiesもやって、Assignmentのヒントを与えて、Final Exam のヒントも与えて、ああもう大忙し!

それよか、何を着ていこう?

2007年3月4日日曜日

ハウスメイトはイラン人

イランってのは中東にある国です。

2007年3月3日土曜日

Listening 1  いきなり上級編

君はこれに挑戦できるか! Four Corners (ABC Australia)

大学の教材でも使っています。特に右の「Web Special」は最高。
「Peak Oil」と「City Limits」は経営学部の講義で取り上げられました。
内容は深刻だし、表現は難しいしで、「どぇぇぇ」となりますが
映像つきなので、流して「耳で触れる」だけでも効果アリです。

これは先週の講義で取り上げられた話題です。
Four Corners - 26/02/2007: The Denial Machine
ビジネス・コミュニケーション(2年生)の講義でした。
内容は、「情報操作」について。その部分を抜粋して
教材として使われていました。
Communication の究極のパワー、とでも言った所でしょうか。

なんでこんな難しいのを紹介するのか。
もちろん「無料」だからでもありますが、「普通」の英語だからです。
教材用に編集されたものではないからです。

IELTS のListening で換算すると、7.0あればついていけます。
でも、Griffith University では、学士課程への入学条件は6.0。
つまりは、実際には6.0を通った学生がこのレベルの英語を
聴いて理解する、という状況です。完璧な理解はモチロン無理。
半分くらい理解できれば合格ラインです。
私で7割くらいしか理解できませんから(笑)。

IELTSのリスニングで一番の敵は「パニック症候群」。
最初のセクションなので、「ああ、えーとえーと」ってしてるうちに
あれよあれよと進んでいき、あっという間に終わってしまいます。
実力があるのに発揮できない人が殆どです。
そして、「がっくし」の後でReadingとWritingに突入です。
マジで、つらいです。でも順番は変えてもらえません。

だから、「パニックを起こさない」ことだけが必勝のコツです。
最初から難しい英語を聞いていると、語句を拾う癖がつきます。
だって、全体の流れと重要語句を拾うだけで目一杯ですもん。
でもこの癖がついた人は、実際の試験でかなり楽なはずです。
なぜなら、IELTSの試験問題はあくまでも「教材」からの出題。
「普通」の英語ではありません。実は分かりやすいのです。
練習問題の時は「え、こんな簡単なの?」と思ったでしょ?

IELTSのListeningを難しくしているのは心理的な要素のみ。
それが分かれば対策はいくらでも立てられます。
リズムに乗る、強調された語句をつかまえる、などなど。
難しいものを初めに聴いておく。「分からんで当たり前」と思う。
分からないものを理解するために、頭にスペースを作る。
そして、聴く。

ほら、今度はすっごい聴こえるでしょ?

単語 Accommodation 2

昨日、二人目のハウスメイトが決まりました。これから3人暮らしです。
一人はフィジーから。もう一人はイランからです。
ヒンドゥー(フィジー)と、ムスラム(イラン)なので、
これから牛肉と豚肉は食べにくくなります。とほほ。

さて、前回からの続きです。

どんな部屋に住みたいかが決まったら、次は家具の有無を調べます。「Furnished」が家具アリで、「Unfurnished」が家具なしです。「Fully Furnished」とあったら、調理器具とか家電も全部含まれています。

水道代は通常は家賃に含まれています。だから電気代「Electricity」が含まれているか(Included)を調べます。全部条件に合ったなら、電話して見に行きます。「Inspection」と言います。

Is the room still available? (まだ部屋は空いていますか?)
Can I have a look at it? (見に行ってもいいですか?)

なんていう会話を電話でして、予約(Appointment)を取って見に行きます。
気に入ったら「Application Form」に記入して提出。大家さん(持主)の許可をもらい、通常は家賃の4週間分の保証金(Bond)、それから2週間分の家賃を前払いします。家賃は普通2週間毎の支払いです。通常は6ヶ月間の契約で、そこから延長は可能ですが、6ヶ月以下というのは許可をもらえた場合のみ有効です。

引越し屋(Removalist)に頼んで家具などの大荷物を移動し、あとは日本と同じです。初日に、契約書、状況報告書(壊れていたり状態が悪い箇所を初めにリストアップする)、個人情報を大家に渡しても良いという宣誓書、などなど、書類手続きをやっていきます。

2007年2月24日土曜日

AUSの博士課程 

泣く子も黙るPhD。「この紋所が目に入らぬか~!」みたいな学位です。なぜ?それはですね、英語圏ではアドレス欄っていうのがありましてね(住所のことではない)、ほら、Mr とか Ms とか記入する場所。そこに「Dr」ってのがあって、学位を取るとそこにチェックが入れられるのですよ。そう、たったそれだけのことです。実は大したことありません。

オーストラリアでは博士課程というのは独立したプログラムです。Doctor of Philosophy と言います。日本では前期/後期と別れているようですが、私は日本の大学に通った経験がないので、システムがよく分かりません。こちらでは通しで最低2年、最長4年のプログラムです。コースワークは何もありません。こつこつと調査研究をし、ひたすら学位論文を書き上げます。最大10万語(300ページ)の論文が二人の学外審査官から認定されれば学位が下りて、博士号!という仕組みです。

詳しくは、私のブログ「PhD on the Gold Coast」のあちこちで語っています。

AUSでの場合は、入学してから一年以内に、Confirmation of Candidature という検定のような審査会を受けます。Defence とも呼ばれますが、アメリカなどでは最終段階でこの Defence を行うのに対し、Australia ではこの時に一回、そして最終ドラフト提出の際にもう一回、となっています。口頭試問がこの最終時にある人というのは、かなりヤバイです。通常は「校正してそれで良し」というコメントをもらい、原稿に書かれたすべての留意点の場所を校正、修正して再提出すればOKとなっています。もちろん最高の結果は「修正箇所なし」です。これはネイティヴでも殆ど取れないので心配後無用。

留学生には英語の問題が立ちはだかっています。IELTS の Writing で7.0を取っても、それは足しにはなるでしょうが、英語力の基礎がある、という程度のものにしかなりません。ネイティヴに負けずとも劣らないくらいの英語力が必要とされます。

それはなぜか。

最終原稿が出来上がった時点で、校正に出すわけですが、この校正を信用してはいけないのです。私の場合、修士論文の時にオンラインエディターに約AU$900 もの大金をはたいて校正を頼んだのですが、それでもエラーは出ます。自分の言おうとしていることが確実に繁栄されているか、自分でチェック出来る能力がなくてはならないのです。

だから、Writing の7.0よりも、Reading の7.0 がある人の方が有利。

例えばね、「Effect」と「Affect」。一字違いで大違い、な訳ですよ。スペルチェックには引っかからない。校正に出しても意味が通ればそのまんま。でも意味が全く変わってしまうのです。「Eagle eye」、まさに「タカの目」が必要になります。Reading の力がある人は、これを持っています。

学士課程の学生の課題の採点をしていても、この違いは明らかに分かります。ネイティヴでさえも、同じです。Reading の力のある人は、小論文の課題も他の課題も、高得点を取っています。どこがイチバン違うかと言うと、書いてあることを要約できる力がある、ということです。逐一日本語に訳していては追いつきません。ババッと読んでササッとまとめる。この繰り返しばっかりです。

Reading の練習は、Adacemic Module の場合は、きちんと構成された文章をとにかく速読みすること。これに尽きます。General Module の場合は、少しの文章から情報キーワードを沢山拾う練習をすること。5W1H の形式でもらった情報を再構築できれば、簡単に7.0は取れます。

単語 Accomodation 1


General の Reading で広告の問題に出たり、Academic でも Speaking で出たりする「住まい」(Accommodation)の話題。綴りにご注意を。 「衣食住」はサバイバルに直結しますからね、理解できないと IELTS どころか、ワーキングホリデーホリすら出来ません。頑張って勉強しておかないと。まぁゴールドコーストの場合、日本人は日本人同士、サーファーズ・パラダイス(Surfers Paradise)やブロードビーチ(Broad Beach)に住んでいるみたいですね。よく日本語で書いてある広告を見ますから。

上の画像は私が現在借りている所。Townhouse と呼びます。通常は二階建てで、二軒が隣同士くっついています。お隣さんは所有してなおかつ住んでいて、私はオーナーが貸家として出しているのを借りているわけです。日本と違う所は、建物全てが一人のオーナーの所有というわけではなく、一軒ずつになっています。「Property」と呼びます。「Real Estate」は不動産という意味ですが、建物を指す場合は、「Property」です。アパートの場合でも、一部屋ずつ別個の所有になっています。不動産管理会社(Body Corporate)がそれらを管理しています。

Australia では、日本語のアパートは「Apartment」と言います。高層なら「high-rise」、低層なら「Low-rise」をつけて呼びます。日本語で言うコンドミニアム(Condominium)は「Holiday Apartment」と言い、通常は短期(3ヶ月まで)の契約期間になります。「コンドミニアムに住んでいる」と言うと、所有していると思われ、金持ちだと勘違いされるのでご用心を。借りて住んでいるなら「Holiday Apartment」と言うべきです。余計な誤解を受けずに済みます。同じように「賃貸マンション」という言葉はありません。「Mansion」は超高級のコンドミニアムという意味合いになります。無難に「Apartment」と言っておいたほうが余計なツッコミをされなくて住みます。

さて、アパートの各部屋は「Unit」と呼ばれます。「Flat」とも呼びます。両方とも同じ意味合いですが、「Flat」の場合は「Granny Flat」(平屋の貸家)も含まれます。広告に「Unit for (to) Rent」と出ていたらアパートのことで、「Flat to (for) Rent」と出ていたら見るまでどんな建物かわからない場合があります。

間取りは、日本のワンルームは「Studio」と言います。「1 Bedroom」と記してある場合は、寝室とリビングが完全に間仕切りされている場合が多く、「1LDK」のことだと思っていいです。通常、他の人と共同で住む場合が多いのですが、それは「Share」と言います。「Shared Unit」なら一つのアパートを何人かで住むことになりますが、「Shared Room」というと、一つの部屋を共同で住む、ということになるのでご用心を。

この話は大事なので、何回かに分けて説明していきます。

2007年2月23日金曜日

Griffith University と IETLS/TOEFL

うちの大学の場合、学士課程で必要な英語スコアは以下の通り。
  • A minimum score of 550 on TOEFL; or
  • A computerised TOEFL score of 213
  • An internet-based (iBT) TOEFL score of 79 (no score less than 19);
  • A minimum overall band score of 6.0 on IELTS with no sub-score of less than 5.5; or
  • No score less than 3 in each skill of the ISLPR
そんで、修士課程入学に必要な英語スコアは以下の通り。
  • A minimum score of 570 on TOEFL; or
  • A computerised TOEFL score of 237;
  • An Internet Based (iBT) TOEFL score of 88 (no score less than 21);
  • A minimum overall band score of 6.5 on IELTS with no sub-score of less than 6.0; or
  • No score less than 3+ in each skill of the ISLPR
おいおいおい、すげー低いじゃないか。TOEFLのスコアは以前より10点ずつ下がってるし。やっぱりうちの大学はへっぽこレベルなのねん。私のIELTSのサイトに来てくれている人の殆どは、Overall Band Score 7.0 を狙ってますよ。本当にウチの大学も今年の7月からレベルを上げるんでしょうかね。それだと今学期入学できた人はラッキーですな。Band 6.5と7.0じゃエライ違いだもの。

ちなみに、博士課程入学に必要な英語スコアは以下の通り。
  • an overall band score of 6.5 on the IELTS with no band score less than 6.0. The IELTS must be completed in the academic module; or
  • a score of 580 on the Paper-based TOEFL including a score of no less than 5.0 on the Test of Written English (TWE); or
  • a score of 237 on the Computer-based TOEFL, including an Essay Rating score of no less than 5.0; or
  • a score of 92 on the Internet-based (iBT) TOEFL with no sub-score less than 22; or
  • a score of no less than 3+ in each skill of the ISLPR
あーそうですか、殆どマスターと同じね。なんなんだ、TOEFL580って。普通は630じゃないのか? まあ、何はともあれそういうわけで、うちの大学はお手頃に設定されております。どうぞ奮ってご応募ください(爆)。

AUSの修士課程

修士課程(Master'sProgram)は大きく分けて二種類あります。
一つはコースワーク、もう一つはリサーチです。

コースワークは1年間から1年半で、8~12科目の履修になります。学位論文や卒業論文はありません課題の小論文はありますが。学士課程の延長で、同じような内容です。(学士課程の項を参照してください)うちの大学はへっぽこなので、MBAは学士とそう大差ありません。学士課程で経営以外の専攻をした人や、「MBAのブランドが欲しい!」という人にお勧めです。

他に、専門プログラムがあって、MBAとは別になっています。私は「Master of Management」を専攻しましたが、これは経営コンサルタントを目指したり、会社の中でのアドバイザー的な役職につきたい人が入るプログラムです。チームリーダー、シニア職、管理職、などの仕事経験が5年以上ある、ということが入学条件に含まれています。日本で言うと「経営企画室」に入ったり、特殊な内部プロジェクトに参加したりするために必要な知識と教養を得るためのプログラムになっていました。

他にも、Accounting/Finance, Marketing, Human Resource Management, International Business など、専門プログラムはいくつかあります。起業家を目指したい人は、うちの大学の場合は、MBAの方がいいと思います。

リサーチコースは1年間で、前期にリサーチをするために必要な知識をコースワーク形式で学び、後期にDissertation (2万語)を書きます。これが日本でいうところの修士論文になるかと思います。この論文の出来栄えによって、博士課程に進学(実際には再入学)できることになります。

修士課程入学に必要なIELTSスコアは今までBand6.5(総合)でしたが、これから7.0に上がる見込みです。おそらくは総合スコアは変わらず、Writing のスコアだけを7.0に上げるのでは、という話です。(まだ決定ではない)

この他に、学士や修士(コースワーク)で好成績を収めた人にはHonoursという上級コースに進むことが出来ます。英語力よりも、学力勝負なので、IELTS の再試験はありません。

2007年2月20日火曜日

AUSの学士課程

オーストラリアでは二月から新学期です。Semester と言います。Term というのは大学では使いません。いまクラス編成の真っ最中です。基本的には前期に4科目、後期に4科目が平均的な科目取得数で、単位はそれぞれ 10 credit points です。240 pt で卒業なので、平均3年間で卒業となります。留学生の場合、各学期に最低3科目(最終学期は一科目でも良い)とゆっくりやっても良いし、最大6科目まで取れるので、2年に縮めて一気に終わらせることも出来ます。全部受かれば、の話ですが。

各科目は、一週間に一回の「Contact Time」というのがあって、Lecture が2時間、Tutorial (個別クラス)が1時間です。科目担当は「Convenor」、講義担当は「Lecturer」、クラス担当は「Tutor」と言います。Convenor は全てを兼任することが出来ます。人数の少ないクラスだと、一人で全部やってます。

各科目は、13週間の構成になっています。週一回だから、13回の連続シリーズのドラマみたいなもんです。初回が各科目のあらすじみたいなもんで、つまりはイントロ。最終回は試験予想問題などが出る総集編みたいな感じ。そして中間試験があったりするので、実質は10回の講義で、教科書をそれに合わせて分けて、追っていきます。

一応、大学が学生に期待する勉強量は、各科目、週に10時間という設定になっているので、まともにやろうとすると過酷なロードワークになります。週に40時間って、フルタイムの仕事量と同じだもんね。入学は最低条件を満たせば誰でも出来ますが、実際にはこの過酷さに耐えられず、最初の3回でいなくなる学生は結構多いです。中間試験が終わった時点で、またいなくなります。最後まで残った人は大概パスできますが、期末試験で落ちてしまう人も結構います。まさにサバイバルゲームです。

Tutorials では、講義の内容のおさらいは殆どしません。既に理解できている、という前提の下で、Activities をしていきます。ケース・スタディをやったり、ディスカッションをしたり、応用問題をこなしていきます。必然的に、予習の方が復習よりもウェイトが大きくなります。

とにかく要領良く、効率的にこなしていける人が勝ちです。タイム・マネージメントの力量がある人は非常に有利です。特に経営学部の科目では、「嫌なヤツとでもチームを組まなきゃいけない」とか、「一遍に複数のプロジェクトを同時進行」とか、実際に社会で起こりがちな場面がかなりクラスでも反映されています。高校上がりの学生は、しこたま文句を言ってきますが、無視です。社会はもっと厳しい。面白いのは、勉強している人が勉強をしない人に向かって、面と向かって罵ったりしている場面が見られることです。これは日本の大学ではあまり見られない光景では?

科目内容がマズイだとか、勉強しないでも卒業できるとか、いろいろ非難されているオーストラリアの大学ですが(特にうちの大学)、最低限の勉強はしないと通過できない仕組みにはなっています。金払ってきているんだから、その分は勉強しようね。

2007年2月17日土曜日

学術雑誌

「学術雑誌」というのは、基本的には、広告の無い、最低二人の審査員によって評価された記事が集められている雑誌です。Academic Journal と呼ばれ、その中でも調査研究した内容をまとめたものを、Scholary Journal と呼びます。
Academic journal - Wikipedia

私もこれに掲載許可をもらうべく、悪戦苦闘しているわけです。

私の研究に関連した記事のAbstract(要旨)をご紹介しましょう。
Reading の練習にちょうどいいかな?
選んだものは割と上手くまとめられているので、
7.0を目指す人には簡単に読めると思います。
UKとCanadaの学者4人の共著です。

Visual communications - the Japanese experience

Visual communications are defined and illustrated in their contemporary operations management setting. They manifest four distinct advantages: assimilation, exprosure, evoking and unifying. In Japan, they are related to underlying inferent values and ensure employee involvement. The Japanese experience itself, with its consequent relative success in the field of visual communications, is both investigated and analysed as to type, functions and associated purposes. Visual communications are perceived as galcanising into company plans. Their potential and transferbility to Western corporate cultures are explored with a view to their power to deliver information through the hierarchical organisational structure, The underlying thrust is towards achieving continuous improvement in communication, the impact of which would provide a better quality of work life for the employee and improve performance. (123 words)

Reference: Mestre, M., Stainer, A., Stainer, L. & Storm, B. (1999). Visual communicaitons - the Japanese experience. Corporate Communications, 5 (1), pp. 34-41.

2007年2月16日金曜日

総合 練習問題

オーストラリアの無料サイトです。 http://www.ielts.studyau.com/
色んなサイトからの寄せ集めですが、構成が良いので見やすいです。
Reading が主体とはいえ、音声つきの問題も!一石四鳥で練習できます。
ゲーム感覚で、かなり面白いのもあります。 遊んでみて。

総合 練習問題 サンプル

これ、初めての人にちょうどいいかも。

Full Sample IELTS Test (PDF)

総合 練習問題

無料のサンプルテスト、発見! PDFがダウンロードできます。
world-english: Free IELTS advice, tests and samples

私のサイトよりはるかに素敵・・・。

2007年2月15日木曜日

コメントの入力について

おそらく現在の設定はポップアップになっていると思います。その方がかなり見やすいのでそうしました。画面が出ない場合は「ポップアップを許可」にしてください。

英語のフォーマットになっていると思います。通常は「Other」を選択して、お名前とWebpage(オプション)を入力してください。日本語入力は可能です。Googleのアカウントを持っていて、Bloggerを利用している人は、そこで使用しているIDとPassを入れます。 なるべくAnonymousでの投稿はご遠慮ください。お返事したくても誰だかわからないと困ります。

それではコメントお待ちしています。

Reading 練習問題 R2

【TIME誌の読み方】

TIME誌を読む時にはちょっとコツが要ります。
「うわっ難しそう」の偏見はこれで簡単に払拭できます。

  1. 気分で(写真で)記事を選ぶ 1ページ分がちょうどいい
  2. 一気に飛ばし読み 3分から5分間以内 内容は気にしない 感覚だけに頼る
  3. その時にパラグラフがいくつあるかみて、その数だけの要点を掴む

例えば、これ行ってみましょう。 「Google」に関する記事です。
What Was Google Thinking? - Wednesday, Feb. 14, 2007 - TIME

本文の記事は 412 Words あります。ちょうど1分くらいで斜め読みできる量です。最長で3分、それ以上はかけない!そうは言ってもいきなり出来るはずがありません。それでいいのです。一字一句追っていたらキリがありません。ええいっ!とターボかけて読んでいきましょう。日本語で言うなら、「てにをは」の部分は抜かして、動詞と主要名詞を押さえます。

特に、各パラグラフの最初の文に注目。
練習して余裕のある人は最後の文もちらっと見る。

パラグラフは全部で6つあります。何のことだか分からずとも、目を引く 段落がありますね。そう、2番目の So when ... that seemed to read "Googe.com" ですよね。そうなんです、「L」が足りない!そしてそれは4番目の段落にある "The green stalk [on the strawberry] is indeed the 'L',"  で「へぇ、何とかの『オン・ザ・ストロベリー』が、何とかで『L エル』ねぇ、ふーん」と、こう感じたことでしょう。

そうです!「Stalk」なんて分からなくてもいいし、
「Indeed」も分からなくたっていい!!


Googleのバレンタインズ・デー用のロゴがGoogeになっていて、抜けたと言われる「L」は「苺の上にある緑の茎なんだってば」とスタッフは説明しているよ、と分かれば、後の文章はゴミのようなもんです。ええ、大体マスコミの記事なんてこんなもんです。そこに背びれや尾ひれをつけて言っている、という訳です。

さあ、もう怖くないもんねっ。というわけで、ちょっとゴツい記事にも挑戦してみましょう。政治の記事なんて読まずに食べちゃってください。IELTSには出ませんから。

2007年2月14日水曜日

Reading 練習問題 R1

ゴールドコースト市役所から来たお知らせを一部抜粋します。タイトルはあえて伏せておきます。(2007年2月12日付けの市役所からの通達文より: Coodinator Customer Services)

To Whom It May Concern:

Council adopted the Waterfuture Strategy in 2004 to ensure security of our water supplies into the future. The Pressure and Leakage Management (P&LM) program is one of the Waterfuture Initiatives aimed at reducing water demand. High water pressure is the major cause of pipe bursts, water loss and leakage and previous P&LM trials on the Gold Coast have resulted in water savings of more than 10%, and reduced pipes breaks and leakage by about 80%. In line with this strategy, we are about to start pressure management initiatives in the Olsen Avenue District Metered Area (DMA) incorporating the street names in the schedule on the reverse of this notice. The first phase of the project will begin on 20 February, 2007.

During the first phase it will be necessary for Gold Coast Water crews to temporarily shutdown water supply for a short period of up to 30 minutes. To limit inconvenience to customers this will occur between 12.30am and 4.00am on:

  • Tuesday 20 February 2007 and
  • Wednesday 21 February 2007 weather permitting.

Should inclement weather or technical difficulties not allow us to proceed with the shutdown on one of the dates above it will occur on:

  • Thursday 22 February 2007 and
  • Friday 23 February 2007.

Should we require to shutdown your water supply for any period of time other than that mentioned above you will receive separate notification at least 48 hours in advance. (238 words)

【問題】 この文に最も適切なタイトルはどれでしょう?

A) Gold Coast Waterfuture Strategy
B) Water Pressure and Leakage Management Program
C) Olsen Avenue District Metered Area Initiative-Shutdown Advice
D) Water Pressure & Leakage Management Initiative-Shutdown Advice

練習問題とはいえ、実際に私が受け取った通知です。読めないと大変なことになる!という内容です。出題も思い切って難しくしてみました。3分以内で読んで、要旨を把握すること。この一点です。1分で大まかな内容が把握できた人は7.0レベルと考えていいですよ。

読み逃げ厳禁。「挑戦したよ」と足跡を残していってください。それでは頑張ってねー。

2007年2月13日火曜日

AUS留学生の実情

[mixi] 留学生の3割、英語力に問題=収入減恐れ甘い指導?-豪

 【シドニー:2月13日 記事前文】 オーストラリアのモナシュ大学はこのほど、同国の大学の留学生の約3分の1が英語力が不十分なまま卒業しているとの調査結果をまとめた。少子化が進む中、留学生は各大学の大きな収入源となっており、大学の厳しい台所事情が少なからず影響しているようだ。

 留学生の一部は卒業後、豪政府の試験を受け、合格すれば永住権を取得する。試験結果を分析したところ、34%が学位だけでなく、入学に必要な英語力すら備えていなかった。調査を行ったボブ・ビレル教授は「留学生の3割は英語で日常生活は可能だが、国内で仕事に就く水準にはない」と断じた。

 海外から豪州の大学に留学する際、通常は外国人向けの英語検定試験で高得点を取る必要がある。しかし、観光ビザなどでいったん入国した後に入学する場合、基準が緩和されるため、この方法を使う学生が多い。(時事通信社) 


・・・ だそうですよ。IELTS を一生懸命勉強するのがバカらしくなるような話です。 でも、「甘い指導」は事実です。「収入減恐れ」だけが理由ではありません。 教えている立場から言わせていただくと、「あなたの将来まで責任取れませんよ」なのです。 私個人の考えは、大学は英語「を」学ぶ所にあらず、英語「で」学ぶ所。 英語のレベルがどーであろうが、勉強している人の課題はに合格点を与えています。 ネイティヴで、どんなに英語が上手くても、勉強していなければ落とします。 一目で分かりますよ。

でも、その「合格ライン」が年々下がっているのは事実。 どんどん内容が易しくなっているのに、学生のレベルは落ちるばかり。 「最低限」の英語が出来ないので、読めない。読めなきゃ、点数のつけようがない。 このケースが増えてきています。おまけに、WEBからパクる(コピペする)ヤツもいて、始末に終えない。 それも、一目でわかる方法があるので、パクリの場合は問答無用で一発不合格にしていますが。 頼むから、最低限の、学費払った分だけは、勉強してくれ! とは思いますが、 英語がボロクソでも卒業させているのは事実です。 つか、英語がボロクソなヤツが教えているし。 私もひどいが、それ以上にボロクソ野郎は結構いる(おい、それでPhDレベルかい、みたいな)。

要は、そこに楽な道が、抜け道があった場合、人はその道を選ぶ傾向にある、ということです。 何がなんでもIETLSを受けなければ、大学には入れない、というわけではないのです。 TOEFLで合格ラインに乗るのなら、そっちを選んだ方がいい、と言っている自分ですし。 (AUSではなぜかTOEFLの方が入学規準値は低く設定されている)

「IELTSみたいな、クソ面倒くさい試験をなんで受けなきゃならないんだ、他に方法があるのに」 ええ、おっしゃる通りだと思います。大学はTOEFLで入った人、TAFEから編入した人、 ファウンデーション・コースから上がった人、ビジネスカレッジから編入した人、 付属の語学学校の専用試験で入った人、などなど、いちいち一人ずつ確認してられません。 だから、入学規準を上げて、英語のできないヤツは入れない、ということではなく、 入学してから、「勉強しないでも卒業できるシステム」をやっていることに問題があると思います。

なぜ、勉強しないで卒業できるか。それはその学生の将来に学校は関与していないからです。 それは授業料には入っていません。勉強したい人は黙っていてもやる。やらない人はやらない。 「自由」なのです。学生は「選択の自由」を得る代わりに「自分のことには自分で責任を持つ」ことになります。 これを分かっていない学生が、毎年「どーしてくれるんだよ、お前のせいで落ちた」とわめきます。 授業に出ようが出まいが、課題の手抜きをしようが、それは自分の選択でしていることなのです。 そこに責任を持て、って言われても、ねえ。 ダメですか、こんな考えは。 ダメなんでしょうね。

そんなこんなで、私は、私のサイトに来てくれる、IELTSの勉強を頑張っている皆さんを尊敬しています。 応援しています。たぶんいくらかの力になっていると思います。 「正直者はバカを見る」時代になってしまっていますが、自分の選択で、頑張っている皆さんを応援します。 だってさ、最初にやることやっておけば、永住権申請の場で落ちる、とか、そんなことあるわけないでしょ。 勉強しないで、そのツケが来て、最後の土壇場でこうなっている、って人が多い、っていうリポートでしょ。 そしてメディアは「これは大学の責任だ」と言っているわけでしょ。責任なんてありませんよ。 頑張る人は独学でも頑張っちゃうもの。放っておいてもやるもの。「勉強しないで単位だけ欲しい」と言えば 単位を渡す。だって「選択の自由」なんだもの。それのどこが悪いのさ。

ちょっとエキサイトしてしまいましたが、この報道は既に1月にAUSでされています。
Tougher English requirements for students

対策も、うちの大学でも既に検討されています。入学規準が厳しくなるそうです。
みなさん、がんばりまっしょう。最後に笑うのは俺らだ! かっかっか。

2007年2月12日月曜日

2007年2月11日日曜日

これが私です


もちろんこのインド人が私!ではありません。真ん中が私です。この写真は、昨年6月にニュージーランドであった学会に参加した日の夜のディナーパーティでのもの。引きつっている笑顔の訳は、さり気なく肩にかかる手のせいです。最高に緊張したのです。このお方(左側)は学会の主催者でもある、Monash University (Melbourne)の教授さんです。もう一人のお方も同じ大学の博士です。経営学の分野では、かなりレベルの高い大学です。

初めての学会参加と研究発表でした。大学から旅行費用がもらえたので、ちゃんとしたホテルにも泊まれます。Air Newzealand の機内食は定番のフィッシュ&チップス(マッシュポテトになってたけど)でした。なんと紙のトレイに入ってたんですよ。Brisbane から開催地の Wellington まで、3時間のフライトでした。着いてみたらすっごい小さな空港でビックリ。でもここが首都なのです。

私の出番は初日の最初。ええ、そうです。前座みたいなもんでしょう。まだぺーぺーの身分ですから。それでもデビュー戦です。頑張りました。Griffith University の名前を背負って、なんてことはありません。でも、参加費も大学持ちだし、大学専用のテンプレートを使用して、Powerpoint でスライドを出したので、気分だけは Griffith 代表!でした。与えられた時間は20分、その後に10分間の質疑応答です。この10分の長いことったら!ずらりと並ぶ他校の教授陣。でもみんな初心者には優しかったです。コメントもポジティヴなものが多く、「よく出来たよ」と褒めてもらいました。まるで幼稚園でおゆうぎを頑張った子供のようでした。

経営学の中でも、私のいる分野には女性がとても少ないです。Operations Management と言います。この学会でも5%くらいでした。一人だけチビで、しかも東アジア人は私だけ。なので、まるで動物園のコアラのような扱いでした。特にこの写真の二人は、事前に私の指導官が「こーいう子がいくからヨロシク頼むね」とウラで根回ししてくれたようで、両脇からきっちりガード。忙しい時は、代わりの委員さんが相手をしてくれて。お茶の時間では、本来なら自分から挨拶しまくって、ネットワークを広げなければいけない所なのでしょうが、周りの雰囲気に圧倒されて、ボーッとしていました。

学会ってね、朝、始まる前にモーニングコーヒー、途中でモーニングティー、アフタヌーンティーと、全部が学会参加費に含まれているんです。「オヤツ」を沢山食べられて、最後の人の発表の時には、少し眠くなっちゃいました。それからね、スポンサーの作った、書類カバンと筆記用具も貰えるんです。「オミヤゲ」つきなので、ご機嫌です。え、勘違いしてるんじゃないかって?いいんです、経営学の学会なんてもんは社交の場みたいなもんですから。本当の学会は、ハーバードとかオックスフォードとか、そういう大学の主催のみでしょう。AUS/NZ 経営学会なんて、どうってことないですよ。

この後、9月にイギリス経営学会でも論文が承認され、発表する予定だったのですが、国際的学会への旅行費用は、検定を通過した学生だけしかもらえないことが判明。フライングでした。大学側も「なんでー」って感じでしたが、仕方ないので発表は指導官に代わりに行ってもらいました。今年の AUS/NZ 経営学会は、Monash University, Melborne で行われます。原稿も締め切りに間に合ったかと(指導官が校正してくれていた)。承認されれば、6月に Melbourne です。とっても楽しみです。先日、日本に行って来て、冬服とカイロを買ってきたので、準備万全です。

2007年2月10日土曜日

Who am I...?

Hi there. As I breifly introduced myself on the website, I am a PhD (doctor of philosophy) student at Griffirh University. My research topic is "Workplace Management". Basically I am studying how cost/performance -effectively people can manage their workplace. I have just submitted a draft for a conference in Melbourne. It is about "5S": a Japanese management concept embedded in the Japanese society for a long time.

I am also working at the university as a tutor. My courses teaching are: (a) Quality Management; (b) Business Communications; and (c) Organisational Change & Development. Perhaps I will teach (d) Operations Management, this semester. Teaching is interesting but sometimes hard to manage in terms of teaching in English.

From time to time, I will write in English here. Hope you can enjoy reading and learn how I deal with logical structure, simple language, precise expressions and meaningful sentences.

新規設定完了。

試験的にここを使ってみることにしました。見栄えはどうですか?
良さそうなら、ここで過去問題なども、取り上げてみようと思います。
このサイトを許可制で見られるようにもできるようです。
複数のユーザーによる投稿もできるようですから、
アドバイザーさん達に体験談を加えてもらうことも。