2007年2月11日日曜日

これが私です


もちろんこのインド人が私!ではありません。真ん中が私です。この写真は、昨年6月にニュージーランドであった学会に参加した日の夜のディナーパーティでのもの。引きつっている笑顔の訳は、さり気なく肩にかかる手のせいです。最高に緊張したのです。このお方(左側)は学会の主催者でもある、Monash University (Melbourne)の教授さんです。もう一人のお方も同じ大学の博士です。経営学の分野では、かなりレベルの高い大学です。

初めての学会参加と研究発表でした。大学から旅行費用がもらえたので、ちゃんとしたホテルにも泊まれます。Air Newzealand の機内食は定番のフィッシュ&チップス(マッシュポテトになってたけど)でした。なんと紙のトレイに入ってたんですよ。Brisbane から開催地の Wellington まで、3時間のフライトでした。着いてみたらすっごい小さな空港でビックリ。でもここが首都なのです。

私の出番は初日の最初。ええ、そうです。前座みたいなもんでしょう。まだぺーぺーの身分ですから。それでもデビュー戦です。頑張りました。Griffith University の名前を背負って、なんてことはありません。でも、参加費も大学持ちだし、大学専用のテンプレートを使用して、Powerpoint でスライドを出したので、気分だけは Griffith 代表!でした。与えられた時間は20分、その後に10分間の質疑応答です。この10分の長いことったら!ずらりと並ぶ他校の教授陣。でもみんな初心者には優しかったです。コメントもポジティヴなものが多く、「よく出来たよ」と褒めてもらいました。まるで幼稚園でおゆうぎを頑張った子供のようでした。

経営学の中でも、私のいる分野には女性がとても少ないです。Operations Management と言います。この学会でも5%くらいでした。一人だけチビで、しかも東アジア人は私だけ。なので、まるで動物園のコアラのような扱いでした。特にこの写真の二人は、事前に私の指導官が「こーいう子がいくからヨロシク頼むね」とウラで根回ししてくれたようで、両脇からきっちりガード。忙しい時は、代わりの委員さんが相手をしてくれて。お茶の時間では、本来なら自分から挨拶しまくって、ネットワークを広げなければいけない所なのでしょうが、周りの雰囲気に圧倒されて、ボーッとしていました。

学会ってね、朝、始まる前にモーニングコーヒー、途中でモーニングティー、アフタヌーンティーと、全部が学会参加費に含まれているんです。「オヤツ」を沢山食べられて、最後の人の発表の時には、少し眠くなっちゃいました。それからね、スポンサーの作った、書類カバンと筆記用具も貰えるんです。「オミヤゲ」つきなので、ご機嫌です。え、勘違いしてるんじゃないかって?いいんです、経営学の学会なんてもんは社交の場みたいなもんですから。本当の学会は、ハーバードとかオックスフォードとか、そういう大学の主催のみでしょう。AUS/NZ 経営学会なんて、どうってことないですよ。

この後、9月にイギリス経営学会でも論文が承認され、発表する予定だったのですが、国際的学会への旅行費用は、検定を通過した学生だけしかもらえないことが判明。フライングでした。大学側も「なんでー」って感じでしたが、仕方ないので発表は指導官に代わりに行ってもらいました。今年の AUS/NZ 経営学会は、Monash University, Melborne で行われます。原稿も締め切りに間に合ったかと(指導官が校正してくれていた)。承認されれば、6月に Melbourne です。とっても楽しみです。先日、日本に行って来て、冬服とカイロを買ってきたので、準備万全です。

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