2007年2月24日土曜日

AUSの博士課程 

泣く子も黙るPhD。「この紋所が目に入らぬか~!」みたいな学位です。なぜ?それはですね、英語圏ではアドレス欄っていうのがありましてね(住所のことではない)、ほら、Mr とか Ms とか記入する場所。そこに「Dr」ってのがあって、学位を取るとそこにチェックが入れられるのですよ。そう、たったそれだけのことです。実は大したことありません。

オーストラリアでは博士課程というのは独立したプログラムです。Doctor of Philosophy と言います。日本では前期/後期と別れているようですが、私は日本の大学に通った経験がないので、システムがよく分かりません。こちらでは通しで最低2年、最長4年のプログラムです。コースワークは何もありません。こつこつと調査研究をし、ひたすら学位論文を書き上げます。最大10万語(300ページ)の論文が二人の学外審査官から認定されれば学位が下りて、博士号!という仕組みです。

詳しくは、私のブログ「PhD on the Gold Coast」のあちこちで語っています。

AUSでの場合は、入学してから一年以内に、Confirmation of Candidature という検定のような審査会を受けます。Defence とも呼ばれますが、アメリカなどでは最終段階でこの Defence を行うのに対し、Australia ではこの時に一回、そして最終ドラフト提出の際にもう一回、となっています。口頭試問がこの最終時にある人というのは、かなりヤバイです。通常は「校正してそれで良し」というコメントをもらい、原稿に書かれたすべての留意点の場所を校正、修正して再提出すればOKとなっています。もちろん最高の結果は「修正箇所なし」です。これはネイティヴでも殆ど取れないので心配後無用。

留学生には英語の問題が立ちはだかっています。IELTS の Writing で7.0を取っても、それは足しにはなるでしょうが、英語力の基礎がある、という程度のものにしかなりません。ネイティヴに負けずとも劣らないくらいの英語力が必要とされます。

それはなぜか。

最終原稿が出来上がった時点で、校正に出すわけですが、この校正を信用してはいけないのです。私の場合、修士論文の時にオンラインエディターに約AU$900 もの大金をはたいて校正を頼んだのですが、それでもエラーは出ます。自分の言おうとしていることが確実に繁栄されているか、自分でチェック出来る能力がなくてはならないのです。

だから、Writing の7.0よりも、Reading の7.0 がある人の方が有利。

例えばね、「Effect」と「Affect」。一字違いで大違い、な訳ですよ。スペルチェックには引っかからない。校正に出しても意味が通ればそのまんま。でも意味が全く変わってしまうのです。「Eagle eye」、まさに「タカの目」が必要になります。Reading の力がある人は、これを持っています。

学士課程の学生の課題の採点をしていても、この違いは明らかに分かります。ネイティヴでさえも、同じです。Reading の力のある人は、小論文の課題も他の課題も、高得点を取っています。どこがイチバン違うかと言うと、書いてあることを要約できる力がある、ということです。逐一日本語に訳していては追いつきません。ババッと読んでササッとまとめる。この繰り返しばっかりです。

Reading の練習は、Adacemic Module の場合は、きちんと構成された文章をとにかく速読みすること。これに尽きます。General Module の場合は、少しの文章から情報キーワードを沢山拾う練習をすること。5W1H の形式でもらった情報を再構築できれば、簡単に7.0は取れます。

単語 Accomodation 1


General の Reading で広告の問題に出たり、Academic でも Speaking で出たりする「住まい」(Accommodation)の話題。綴りにご注意を。 「衣食住」はサバイバルに直結しますからね、理解できないと IELTS どころか、ワーキングホリデーホリすら出来ません。頑張って勉強しておかないと。まぁゴールドコーストの場合、日本人は日本人同士、サーファーズ・パラダイス(Surfers Paradise)やブロードビーチ(Broad Beach)に住んでいるみたいですね。よく日本語で書いてある広告を見ますから。

上の画像は私が現在借りている所。Townhouse と呼びます。通常は二階建てで、二軒が隣同士くっついています。お隣さんは所有してなおかつ住んでいて、私はオーナーが貸家として出しているのを借りているわけです。日本と違う所は、建物全てが一人のオーナーの所有というわけではなく、一軒ずつになっています。「Property」と呼びます。「Real Estate」は不動産という意味ですが、建物を指す場合は、「Property」です。アパートの場合でも、一部屋ずつ別個の所有になっています。不動産管理会社(Body Corporate)がそれらを管理しています。

Australia では、日本語のアパートは「Apartment」と言います。高層なら「high-rise」、低層なら「Low-rise」をつけて呼びます。日本語で言うコンドミニアム(Condominium)は「Holiday Apartment」と言い、通常は短期(3ヶ月まで)の契約期間になります。「コンドミニアムに住んでいる」と言うと、所有していると思われ、金持ちだと勘違いされるのでご用心を。借りて住んでいるなら「Holiday Apartment」と言うべきです。余計な誤解を受けずに済みます。同じように「賃貸マンション」という言葉はありません。「Mansion」は超高級のコンドミニアムという意味合いになります。無難に「Apartment」と言っておいたほうが余計なツッコミをされなくて住みます。

さて、アパートの各部屋は「Unit」と呼ばれます。「Flat」とも呼びます。両方とも同じ意味合いですが、「Flat」の場合は「Granny Flat」(平屋の貸家)も含まれます。広告に「Unit for (to) Rent」と出ていたらアパートのことで、「Flat to (for) Rent」と出ていたら見るまでどんな建物かわからない場合があります。

間取りは、日本のワンルームは「Studio」と言います。「1 Bedroom」と記してある場合は、寝室とリビングが完全に間仕切りされている場合が多く、「1LDK」のことだと思っていいです。通常、他の人と共同で住む場合が多いのですが、それは「Share」と言います。「Shared Unit」なら一つのアパートを何人かで住むことになりますが、「Shared Room」というと、一つの部屋を共同で住む、ということになるのでご用心を。

この話は大事なので、何回かに分けて説明していきます。

2007年2月23日金曜日

Griffith University と IETLS/TOEFL

うちの大学の場合、学士課程で必要な英語スコアは以下の通り。
  • A minimum score of 550 on TOEFL; or
  • A computerised TOEFL score of 213
  • An internet-based (iBT) TOEFL score of 79 (no score less than 19);
  • A minimum overall band score of 6.0 on IELTS with no sub-score of less than 5.5; or
  • No score less than 3 in each skill of the ISLPR
そんで、修士課程入学に必要な英語スコアは以下の通り。
  • A minimum score of 570 on TOEFL; or
  • A computerised TOEFL score of 237;
  • An Internet Based (iBT) TOEFL score of 88 (no score less than 21);
  • A minimum overall band score of 6.5 on IELTS with no sub-score of less than 6.0; or
  • No score less than 3+ in each skill of the ISLPR
おいおいおい、すげー低いじゃないか。TOEFLのスコアは以前より10点ずつ下がってるし。やっぱりうちの大学はへっぽこレベルなのねん。私のIELTSのサイトに来てくれている人の殆どは、Overall Band Score 7.0 を狙ってますよ。本当にウチの大学も今年の7月からレベルを上げるんでしょうかね。それだと今学期入学できた人はラッキーですな。Band 6.5と7.0じゃエライ違いだもの。

ちなみに、博士課程入学に必要な英語スコアは以下の通り。
  • an overall band score of 6.5 on the IELTS with no band score less than 6.0. The IELTS must be completed in the academic module; or
  • a score of 580 on the Paper-based TOEFL including a score of no less than 5.0 on the Test of Written English (TWE); or
  • a score of 237 on the Computer-based TOEFL, including an Essay Rating score of no less than 5.0; or
  • a score of 92 on the Internet-based (iBT) TOEFL with no sub-score less than 22; or
  • a score of no less than 3+ in each skill of the ISLPR
あーそうですか、殆どマスターと同じね。なんなんだ、TOEFL580って。普通は630じゃないのか? まあ、何はともあれそういうわけで、うちの大学はお手頃に設定されております。どうぞ奮ってご応募ください(爆)。

AUSの修士課程

修士課程(Master'sProgram)は大きく分けて二種類あります。
一つはコースワーク、もう一つはリサーチです。

コースワークは1年間から1年半で、8~12科目の履修になります。学位論文や卒業論文はありません課題の小論文はありますが。学士課程の延長で、同じような内容です。(学士課程の項を参照してください)うちの大学はへっぽこなので、MBAは学士とそう大差ありません。学士課程で経営以外の専攻をした人や、「MBAのブランドが欲しい!」という人にお勧めです。

他に、専門プログラムがあって、MBAとは別になっています。私は「Master of Management」を専攻しましたが、これは経営コンサルタントを目指したり、会社の中でのアドバイザー的な役職につきたい人が入るプログラムです。チームリーダー、シニア職、管理職、などの仕事経験が5年以上ある、ということが入学条件に含まれています。日本で言うと「経営企画室」に入ったり、特殊な内部プロジェクトに参加したりするために必要な知識と教養を得るためのプログラムになっていました。

他にも、Accounting/Finance, Marketing, Human Resource Management, International Business など、専門プログラムはいくつかあります。起業家を目指したい人は、うちの大学の場合は、MBAの方がいいと思います。

リサーチコースは1年間で、前期にリサーチをするために必要な知識をコースワーク形式で学び、後期にDissertation (2万語)を書きます。これが日本でいうところの修士論文になるかと思います。この論文の出来栄えによって、博士課程に進学(実際には再入学)できることになります。

修士課程入学に必要なIELTSスコアは今までBand6.5(総合)でしたが、これから7.0に上がる見込みです。おそらくは総合スコアは変わらず、Writing のスコアだけを7.0に上げるのでは、という話です。(まだ決定ではない)

この他に、学士や修士(コースワーク)で好成績を収めた人にはHonoursという上級コースに進むことが出来ます。英語力よりも、学力勝負なので、IELTS の再試験はありません。

2007年2月20日火曜日

AUSの学士課程

オーストラリアでは二月から新学期です。Semester と言います。Term というのは大学では使いません。いまクラス編成の真っ最中です。基本的には前期に4科目、後期に4科目が平均的な科目取得数で、単位はそれぞれ 10 credit points です。240 pt で卒業なので、平均3年間で卒業となります。留学生の場合、各学期に最低3科目(最終学期は一科目でも良い)とゆっくりやっても良いし、最大6科目まで取れるので、2年に縮めて一気に終わらせることも出来ます。全部受かれば、の話ですが。

各科目は、一週間に一回の「Contact Time」というのがあって、Lecture が2時間、Tutorial (個別クラス)が1時間です。科目担当は「Convenor」、講義担当は「Lecturer」、クラス担当は「Tutor」と言います。Convenor は全てを兼任することが出来ます。人数の少ないクラスだと、一人で全部やってます。

各科目は、13週間の構成になっています。週一回だから、13回の連続シリーズのドラマみたいなもんです。初回が各科目のあらすじみたいなもんで、つまりはイントロ。最終回は試験予想問題などが出る総集編みたいな感じ。そして中間試験があったりするので、実質は10回の講義で、教科書をそれに合わせて分けて、追っていきます。

一応、大学が学生に期待する勉強量は、各科目、週に10時間という設定になっているので、まともにやろうとすると過酷なロードワークになります。週に40時間って、フルタイムの仕事量と同じだもんね。入学は最低条件を満たせば誰でも出来ますが、実際にはこの過酷さに耐えられず、最初の3回でいなくなる学生は結構多いです。中間試験が終わった時点で、またいなくなります。最後まで残った人は大概パスできますが、期末試験で落ちてしまう人も結構います。まさにサバイバルゲームです。

Tutorials では、講義の内容のおさらいは殆どしません。既に理解できている、という前提の下で、Activities をしていきます。ケース・スタディをやったり、ディスカッションをしたり、応用問題をこなしていきます。必然的に、予習の方が復習よりもウェイトが大きくなります。

とにかく要領良く、効率的にこなしていける人が勝ちです。タイム・マネージメントの力量がある人は非常に有利です。特に経営学部の科目では、「嫌なヤツとでもチームを組まなきゃいけない」とか、「一遍に複数のプロジェクトを同時進行」とか、実際に社会で起こりがちな場面がかなりクラスでも反映されています。高校上がりの学生は、しこたま文句を言ってきますが、無視です。社会はもっと厳しい。面白いのは、勉強している人が勉強をしない人に向かって、面と向かって罵ったりしている場面が見られることです。これは日本の大学ではあまり見られない光景では?

科目内容がマズイだとか、勉強しないでも卒業できるとか、いろいろ非難されているオーストラリアの大学ですが(特にうちの大学)、最低限の勉強はしないと通過できない仕組みにはなっています。金払ってきているんだから、その分は勉強しようね。

2007年2月17日土曜日

学術雑誌

「学術雑誌」というのは、基本的には、広告の無い、最低二人の審査員によって評価された記事が集められている雑誌です。Academic Journal と呼ばれ、その中でも調査研究した内容をまとめたものを、Scholary Journal と呼びます。
Academic journal - Wikipedia

私もこれに掲載許可をもらうべく、悪戦苦闘しているわけです。

私の研究に関連した記事のAbstract(要旨)をご紹介しましょう。
Reading の練習にちょうどいいかな?
選んだものは割と上手くまとめられているので、
7.0を目指す人には簡単に読めると思います。
UKとCanadaの学者4人の共著です。

Visual communications - the Japanese experience

Visual communications are defined and illustrated in their contemporary operations management setting. They manifest four distinct advantages: assimilation, exprosure, evoking and unifying. In Japan, they are related to underlying inferent values and ensure employee involvement. The Japanese experience itself, with its consequent relative success in the field of visual communications, is both investigated and analysed as to type, functions and associated purposes. Visual communications are perceived as galcanising into company plans. Their potential and transferbility to Western corporate cultures are explored with a view to their power to deliver information through the hierarchical organisational structure, The underlying thrust is towards achieving continuous improvement in communication, the impact of which would provide a better quality of work life for the employee and improve performance. (123 words)

Reference: Mestre, M., Stainer, A., Stainer, L. & Storm, B. (1999). Visual communicaitons - the Japanese experience. Corporate Communications, 5 (1), pp. 34-41.

2007年2月16日金曜日

総合 練習問題

オーストラリアの無料サイトです。 http://www.ielts.studyau.com/
色んなサイトからの寄せ集めですが、構成が良いので見やすいです。
Reading が主体とはいえ、音声つきの問題も!一石四鳥で練習できます。
ゲーム感覚で、かなり面白いのもあります。 遊んでみて。

総合 練習問題 サンプル

これ、初めての人にちょうどいいかも。

Full Sample IELTS Test (PDF)

総合 練習問題

無料のサンプルテスト、発見! PDFがダウンロードできます。
world-english: Free IELTS advice, tests and samples

私のサイトよりはるかに素敵・・・。

2007年2月15日木曜日

コメントの入力について

おそらく現在の設定はポップアップになっていると思います。その方がかなり見やすいのでそうしました。画面が出ない場合は「ポップアップを許可」にしてください。

英語のフォーマットになっていると思います。通常は「Other」を選択して、お名前とWebpage(オプション)を入力してください。日本語入力は可能です。Googleのアカウントを持っていて、Bloggerを利用している人は、そこで使用しているIDとPassを入れます。 なるべくAnonymousでの投稿はご遠慮ください。お返事したくても誰だかわからないと困ります。

それではコメントお待ちしています。

Reading 練習問題 R2

【TIME誌の読み方】

TIME誌を読む時にはちょっとコツが要ります。
「うわっ難しそう」の偏見はこれで簡単に払拭できます。

  1. 気分で(写真で)記事を選ぶ 1ページ分がちょうどいい
  2. 一気に飛ばし読み 3分から5分間以内 内容は気にしない 感覚だけに頼る
  3. その時にパラグラフがいくつあるかみて、その数だけの要点を掴む

例えば、これ行ってみましょう。 「Google」に関する記事です。
What Was Google Thinking? - Wednesday, Feb. 14, 2007 - TIME

本文の記事は 412 Words あります。ちょうど1分くらいで斜め読みできる量です。最長で3分、それ以上はかけない!そうは言ってもいきなり出来るはずがありません。それでいいのです。一字一句追っていたらキリがありません。ええいっ!とターボかけて読んでいきましょう。日本語で言うなら、「てにをは」の部分は抜かして、動詞と主要名詞を押さえます。

特に、各パラグラフの最初の文に注目。
練習して余裕のある人は最後の文もちらっと見る。

パラグラフは全部で6つあります。何のことだか分からずとも、目を引く 段落がありますね。そう、2番目の So when ... that seemed to read "Googe.com" ですよね。そうなんです、「L」が足りない!そしてそれは4番目の段落にある "The green stalk [on the strawberry] is indeed the 'L',"  で「へぇ、何とかの『オン・ザ・ストロベリー』が、何とかで『L エル』ねぇ、ふーん」と、こう感じたことでしょう。

そうです!「Stalk」なんて分からなくてもいいし、
「Indeed」も分からなくたっていい!!


Googleのバレンタインズ・デー用のロゴがGoogeになっていて、抜けたと言われる「L」は「苺の上にある緑の茎なんだってば」とスタッフは説明しているよ、と分かれば、後の文章はゴミのようなもんです。ええ、大体マスコミの記事なんてこんなもんです。そこに背びれや尾ひれをつけて言っている、という訳です。

さあ、もう怖くないもんねっ。というわけで、ちょっとゴツい記事にも挑戦してみましょう。政治の記事なんて読まずに食べちゃってください。IELTSには出ませんから。

2007年2月14日水曜日

Reading 練習問題 R1

ゴールドコースト市役所から来たお知らせを一部抜粋します。タイトルはあえて伏せておきます。(2007年2月12日付けの市役所からの通達文より: Coodinator Customer Services)

To Whom It May Concern:

Council adopted the Waterfuture Strategy in 2004 to ensure security of our water supplies into the future. The Pressure and Leakage Management (P&LM) program is one of the Waterfuture Initiatives aimed at reducing water demand. High water pressure is the major cause of pipe bursts, water loss and leakage and previous P&LM trials on the Gold Coast have resulted in water savings of more than 10%, and reduced pipes breaks and leakage by about 80%. In line with this strategy, we are about to start pressure management initiatives in the Olsen Avenue District Metered Area (DMA) incorporating the street names in the schedule on the reverse of this notice. The first phase of the project will begin on 20 February, 2007.

During the first phase it will be necessary for Gold Coast Water crews to temporarily shutdown water supply for a short period of up to 30 minutes. To limit inconvenience to customers this will occur between 12.30am and 4.00am on:

  • Tuesday 20 February 2007 and
  • Wednesday 21 February 2007 weather permitting.

Should inclement weather or technical difficulties not allow us to proceed with the shutdown on one of the dates above it will occur on:

  • Thursday 22 February 2007 and
  • Friday 23 February 2007.

Should we require to shutdown your water supply for any period of time other than that mentioned above you will receive separate notification at least 48 hours in advance. (238 words)

【問題】 この文に最も適切なタイトルはどれでしょう?

A) Gold Coast Waterfuture Strategy
B) Water Pressure and Leakage Management Program
C) Olsen Avenue District Metered Area Initiative-Shutdown Advice
D) Water Pressure & Leakage Management Initiative-Shutdown Advice

練習問題とはいえ、実際に私が受け取った通知です。読めないと大変なことになる!という内容です。出題も思い切って難しくしてみました。3分以内で読んで、要旨を把握すること。この一点です。1分で大まかな内容が把握できた人は7.0レベルと考えていいですよ。

読み逃げ厳禁。「挑戦したよ」と足跡を残していってください。それでは頑張ってねー。

2007年2月13日火曜日

AUS留学生の実情

[mixi] 留学生の3割、英語力に問題=収入減恐れ甘い指導?-豪

 【シドニー:2月13日 記事前文】 オーストラリアのモナシュ大学はこのほど、同国の大学の留学生の約3分の1が英語力が不十分なまま卒業しているとの調査結果をまとめた。少子化が進む中、留学生は各大学の大きな収入源となっており、大学の厳しい台所事情が少なからず影響しているようだ。

 留学生の一部は卒業後、豪政府の試験を受け、合格すれば永住権を取得する。試験結果を分析したところ、34%が学位だけでなく、入学に必要な英語力すら備えていなかった。調査を行ったボブ・ビレル教授は「留学生の3割は英語で日常生活は可能だが、国内で仕事に就く水準にはない」と断じた。

 海外から豪州の大学に留学する際、通常は外国人向けの英語検定試験で高得点を取る必要がある。しかし、観光ビザなどでいったん入国した後に入学する場合、基準が緩和されるため、この方法を使う学生が多い。(時事通信社) 


・・・ だそうですよ。IELTS を一生懸命勉強するのがバカらしくなるような話です。 でも、「甘い指導」は事実です。「収入減恐れ」だけが理由ではありません。 教えている立場から言わせていただくと、「あなたの将来まで責任取れませんよ」なのです。 私個人の考えは、大学は英語「を」学ぶ所にあらず、英語「で」学ぶ所。 英語のレベルがどーであろうが、勉強している人の課題はに合格点を与えています。 ネイティヴで、どんなに英語が上手くても、勉強していなければ落とします。 一目で分かりますよ。

でも、その「合格ライン」が年々下がっているのは事実。 どんどん内容が易しくなっているのに、学生のレベルは落ちるばかり。 「最低限」の英語が出来ないので、読めない。読めなきゃ、点数のつけようがない。 このケースが増えてきています。おまけに、WEBからパクる(コピペする)ヤツもいて、始末に終えない。 それも、一目でわかる方法があるので、パクリの場合は問答無用で一発不合格にしていますが。 頼むから、最低限の、学費払った分だけは、勉強してくれ! とは思いますが、 英語がボロクソでも卒業させているのは事実です。 つか、英語がボロクソなヤツが教えているし。 私もひどいが、それ以上にボロクソ野郎は結構いる(おい、それでPhDレベルかい、みたいな)。

要は、そこに楽な道が、抜け道があった場合、人はその道を選ぶ傾向にある、ということです。 何がなんでもIETLSを受けなければ、大学には入れない、というわけではないのです。 TOEFLで合格ラインに乗るのなら、そっちを選んだ方がいい、と言っている自分ですし。 (AUSではなぜかTOEFLの方が入学規準値は低く設定されている)

「IELTSみたいな、クソ面倒くさい試験をなんで受けなきゃならないんだ、他に方法があるのに」 ええ、おっしゃる通りだと思います。大学はTOEFLで入った人、TAFEから編入した人、 ファウンデーション・コースから上がった人、ビジネスカレッジから編入した人、 付属の語学学校の専用試験で入った人、などなど、いちいち一人ずつ確認してられません。 だから、入学規準を上げて、英語のできないヤツは入れない、ということではなく、 入学してから、「勉強しないでも卒業できるシステム」をやっていることに問題があると思います。

なぜ、勉強しないで卒業できるか。それはその学生の将来に学校は関与していないからです。 それは授業料には入っていません。勉強したい人は黙っていてもやる。やらない人はやらない。 「自由」なのです。学生は「選択の自由」を得る代わりに「自分のことには自分で責任を持つ」ことになります。 これを分かっていない学生が、毎年「どーしてくれるんだよ、お前のせいで落ちた」とわめきます。 授業に出ようが出まいが、課題の手抜きをしようが、それは自分の選択でしていることなのです。 そこに責任を持て、って言われても、ねえ。 ダメですか、こんな考えは。 ダメなんでしょうね。

そんなこんなで、私は、私のサイトに来てくれる、IELTSの勉強を頑張っている皆さんを尊敬しています。 応援しています。たぶんいくらかの力になっていると思います。 「正直者はバカを見る」時代になってしまっていますが、自分の選択で、頑張っている皆さんを応援します。 だってさ、最初にやることやっておけば、永住権申請の場で落ちる、とか、そんなことあるわけないでしょ。 勉強しないで、そのツケが来て、最後の土壇場でこうなっている、って人が多い、っていうリポートでしょ。 そしてメディアは「これは大学の責任だ」と言っているわけでしょ。責任なんてありませんよ。 頑張る人は独学でも頑張っちゃうもの。放っておいてもやるもの。「勉強しないで単位だけ欲しい」と言えば 単位を渡す。だって「選択の自由」なんだもの。それのどこが悪いのさ。

ちょっとエキサイトしてしまいましたが、この報道は既に1月にAUSでされています。
Tougher English requirements for students

対策も、うちの大学でも既に検討されています。入学規準が厳しくなるそうです。
みなさん、がんばりまっしょう。最後に笑うのは俺らだ! かっかっか。

2007年2月12日月曜日

2007年2月11日日曜日

これが私です


もちろんこのインド人が私!ではありません。真ん中が私です。この写真は、昨年6月にニュージーランドであった学会に参加した日の夜のディナーパーティでのもの。引きつっている笑顔の訳は、さり気なく肩にかかる手のせいです。最高に緊張したのです。このお方(左側)は学会の主催者でもある、Monash University (Melbourne)の教授さんです。もう一人のお方も同じ大学の博士です。経営学の分野では、かなりレベルの高い大学です。

初めての学会参加と研究発表でした。大学から旅行費用がもらえたので、ちゃんとしたホテルにも泊まれます。Air Newzealand の機内食は定番のフィッシュ&チップス(マッシュポテトになってたけど)でした。なんと紙のトレイに入ってたんですよ。Brisbane から開催地の Wellington まで、3時間のフライトでした。着いてみたらすっごい小さな空港でビックリ。でもここが首都なのです。

私の出番は初日の最初。ええ、そうです。前座みたいなもんでしょう。まだぺーぺーの身分ですから。それでもデビュー戦です。頑張りました。Griffith University の名前を背負って、なんてことはありません。でも、参加費も大学持ちだし、大学専用のテンプレートを使用して、Powerpoint でスライドを出したので、気分だけは Griffith 代表!でした。与えられた時間は20分、その後に10分間の質疑応答です。この10分の長いことったら!ずらりと並ぶ他校の教授陣。でもみんな初心者には優しかったです。コメントもポジティヴなものが多く、「よく出来たよ」と褒めてもらいました。まるで幼稚園でおゆうぎを頑張った子供のようでした。

経営学の中でも、私のいる分野には女性がとても少ないです。Operations Management と言います。この学会でも5%くらいでした。一人だけチビで、しかも東アジア人は私だけ。なので、まるで動物園のコアラのような扱いでした。特にこの写真の二人は、事前に私の指導官が「こーいう子がいくからヨロシク頼むね」とウラで根回ししてくれたようで、両脇からきっちりガード。忙しい時は、代わりの委員さんが相手をしてくれて。お茶の時間では、本来なら自分から挨拶しまくって、ネットワークを広げなければいけない所なのでしょうが、周りの雰囲気に圧倒されて、ボーッとしていました。

学会ってね、朝、始まる前にモーニングコーヒー、途中でモーニングティー、アフタヌーンティーと、全部が学会参加費に含まれているんです。「オヤツ」を沢山食べられて、最後の人の発表の時には、少し眠くなっちゃいました。それからね、スポンサーの作った、書類カバンと筆記用具も貰えるんです。「オミヤゲ」つきなので、ご機嫌です。え、勘違いしてるんじゃないかって?いいんです、経営学の学会なんてもんは社交の場みたいなもんですから。本当の学会は、ハーバードとかオックスフォードとか、そういう大学の主催のみでしょう。AUS/NZ 経営学会なんて、どうってことないですよ。

この後、9月にイギリス経営学会でも論文が承認され、発表する予定だったのですが、国際的学会への旅行費用は、検定を通過した学生だけしかもらえないことが判明。フライングでした。大学側も「なんでー」って感じでしたが、仕方ないので発表は指導官に代わりに行ってもらいました。今年の AUS/NZ 経営学会は、Monash University, Melborne で行われます。原稿も締め切りに間に合ったかと(指導官が校正してくれていた)。承認されれば、6月に Melbourne です。とっても楽しみです。先日、日本に行って来て、冬服とカイロを買ってきたので、準備万全です。

2007年2月10日土曜日

Who am I...?

Hi there. As I breifly introduced myself on the website, I am a PhD (doctor of philosophy) student at Griffirh University. My research topic is "Workplace Management". Basically I am studying how cost/performance -effectively people can manage their workplace. I have just submitted a draft for a conference in Melbourne. It is about "5S": a Japanese management concept embedded in the Japanese society for a long time.

I am also working at the university as a tutor. My courses teaching are: (a) Quality Management; (b) Business Communications; and (c) Organisational Change & Development. Perhaps I will teach (d) Operations Management, this semester. Teaching is interesting but sometimes hard to manage in terms of teaching in English.

From time to time, I will write in English here. Hope you can enjoy reading and learn how I deal with logical structure, simple language, precise expressions and meaningful sentences.

新規設定完了。

試験的にここを使ってみることにしました。見栄えはどうですか?
良さそうなら、ここで過去問題なども、取り上げてみようと思います。
このサイトを許可制で見られるようにもできるようです。
複数のユーザーによる投稿もできるようですから、
アドバイザーさん達に体験談を加えてもらうことも。