2007年2月23日金曜日

AUSの修士課程

修士課程(Master'sProgram)は大きく分けて二種類あります。
一つはコースワーク、もう一つはリサーチです。

コースワークは1年間から1年半で、8~12科目の履修になります。学位論文や卒業論文はありません課題の小論文はありますが。学士課程の延長で、同じような内容です。(学士課程の項を参照してください)うちの大学はへっぽこなので、MBAは学士とそう大差ありません。学士課程で経営以外の専攻をした人や、「MBAのブランドが欲しい!」という人にお勧めです。

他に、専門プログラムがあって、MBAとは別になっています。私は「Master of Management」を専攻しましたが、これは経営コンサルタントを目指したり、会社の中でのアドバイザー的な役職につきたい人が入るプログラムです。チームリーダー、シニア職、管理職、などの仕事経験が5年以上ある、ということが入学条件に含まれています。日本で言うと「経営企画室」に入ったり、特殊な内部プロジェクトに参加したりするために必要な知識と教養を得るためのプログラムになっていました。

他にも、Accounting/Finance, Marketing, Human Resource Management, International Business など、専門プログラムはいくつかあります。起業家を目指したい人は、うちの大学の場合は、MBAの方がいいと思います。

リサーチコースは1年間で、前期にリサーチをするために必要な知識をコースワーク形式で学び、後期にDissertation (2万語)を書きます。これが日本でいうところの修士論文になるかと思います。この論文の出来栄えによって、博士課程に進学(実際には再入学)できることになります。

修士課程入学に必要なIELTSスコアは今までBand6.5(総合)でしたが、これから7.0に上がる見込みです。おそらくは総合スコアは変わらず、Writing のスコアだけを7.0に上げるのでは、という話です。(まだ決定ではない)

この他に、学士や修士(コースワーク)で好成績を収めた人にはHonoursという上級コースに進むことが出来ます。英語力よりも、学力勝負なので、IELTS の再試験はありません。

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